箱根・宮ノ下温泉は、室町時代に熊野神社のお宮の下から湧出する源泉が発見され、江戸時代には湯治場として栄えました。そして19世紀(江戸時代後期~明治時代)に横浜が開港された後は、外国人の保養地として栄え、世界中の著名人が訪れました。
宮ノ下温泉の最大の特徴は、何と言っても明治11年創業の富士屋ホテルを中心に、今に残る古い街並みです。昔のままに営業をしているお店の1軒1軒を覗き込むと、時の経つのを忘れてしまうと多くのお客様がおっしゃっています。宿泊施設は少ないのですが、宮ノ下の商店会を中心にして遊歩道の整備やモニュメントの飾り付けなどに協力して、地域全体でお客様をもてなす気持ちをお伝えしています。肌に優しい美肌の湯に浸かり、温泉街のそぞろ歩きで温泉情緒に浸って、箱根の旅をゆったりお楽しみいただきたいと思います。